コロニー落とし

やったこととか考えたことを投下するブログ。

ギブソン・カスタム2015 True Historic 1957 Les Paul Customを手に入れた理由。

こんにちは。がんだむです。

最近僕っていつまでがんだむなんだろうって、真剣に悩んでます。ダレカタスケテ。

それはさておき、先月はアフィリエイトドリームをたくさんの方に聴いて頂いて本当に嬉しかったです。あらためまして、ありがとうございます。

既に次曲も動き出しておりますので、またコロニー落とし出来ればなぁと思っております。

 

さて今回ですが、前回あまりにも真面目な記事を書いてしまったので、

息抜き的なのを書きたいなぁと思います。

 

実は先日、弟と御茶ノ水にある楽器屋さんに行ってきました。

何をしに行ったかというと、あるギターを手に入れる為です。

 運命のレスポールカスタムが目の前に現れた

そのギターの名前は、

『ギブソンカスタム2015トゥルーヒストリック1957レスポールカスタム"ブラックビューティー"』

『True Historic 1957 Les Paul Custom "Black Beauty"』

舞い上がってるので2回書きました。

 

このギターは、谷のギタリストの方にはお馴染みのモデル(多分)である、ギブソンカスタムのHistoric Collectionシリーズ、通称「ヒスコレ」の後継モデルとなるシリーズです。制作工程やパーツの大幅な見直しをおこなっている為、ギブソンが頑張っちゃったギターと言っても良いと思います。詳しくはクロサワ楽器店|Gibson Custom 2015 True Historicをどうぞ。

 

トゥルーヒストリックの位置づけは、1950~60年代に製造されていたギブソンの最も精巧なリイシューです。リイシューというのは、簡単に言えば、再生産のことです。

つまり、当時のオリジナルヴィンテージではないけど、ヴィンテージが作られていた時代の製法を限りなく踏襲したモデルと言えます。このままギターのうんちく書くと10万文字超えそうなのでこの辺にしときますね。

 

実はこのギター、僕にとっても弟にとっても並々ならぬ想い出と憧れの対象だったんです。

あれは遡ること19年前・・・

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これは、1996年に初版発行されたデスペラードという漫画です。

今読み返してみても、音楽や楽器に対する初期衝動を思い起こさせてくれる素敵な漫画です。

とにかくこの漫画では、

・楽器屋さんは素敵なところ

・ギターを弾くと指がめちゃくちゃ痛い

ということなどなど、当時ろくに楽器も弾けない中学生だった僕たちにいろんなことを教えてくれた漫画です。1996年ということは、何と音楽漫画の大作となったBECKの3年も前なんですねぇ。休載期間があったり、4巻で完結してしまったのが残念だったのですが・・・。

 

時代が全く俺たちに追いついていなかった。

 

そしてこの漫画に出てくる「黒須君」というキーパーソンが使っていたのが、

まさしく黒のレスポールカスタムだったのです。

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黒須君のレスポールは、深い訳あって傷だらけなのですが、まさに魂の一本。

正確には72年製のカスタムなので、もちろん今回のギターと全く同じものではありません。

しかし、強烈な印象を残したこのレスポール。

僕たちが大好きなギタリストもレスポールタイプを使用していたこともあって、

中学生の僕たちにとって、黒のレスポールは神格化されたといっても過言ではありません。

 

そして時は流れて19年・・・

弟と今回のレスポールの写真を見た時、

お互い口を衝いて出たのが、

「これ、黒須君のレスポールだよね?!」

 

このギターは、5月末に入荷したのですが、正直僕たちのもとにやってくるとは思っていなかったです。この手のギターって、いわゆるお店の常連さんに渡ることも多いようなので、直感の意志を貫いて今は本当に良かったと胸を撫で下ろしています。

 

レスポールカスタムならヒスコレで良かったじゃない、とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、なぜこのタイミングだったかというと正直良くわからないところもあるんです。もちろん金銭的にキツいというのはずっとありましたが・・・。でも、今いかなかったら色々ムリ!(僕のシゴトもうまくいかないでしょ、みたいな)って思いました。(個人の感想)

 

というわけで、このギターが気になっている方の目にもとまるかもしれないので、

楽器屋さんに行ってきた一部始終もまとめてみました!

赤髪のギタリストと合流

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あ~浮いてるなぁ~。いつもすぐ見つかるから便利なんだけどね。

とりあえず弟がメシをおごってくれたので、腹ごしらえしながら次の曲のことやギターに思いを馳せる二人。とりあえず酒が入ってソワソワしてきたので、楽器屋さんに行くことに。

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ここか!!!!

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違ったこっちだった!

実はこちらの楽器店には数年前、ロックの学園というイベントで弟と共に、

あの西川進大先生とギターバトルをした方がいらっしゃるのです。

正直鳥肌ものの運命を感じるであります。

 

店内のソファに案内して頂き間もなくして・・・

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キタッ!!!!!!ケースにはギブソンカスタムのプレートが・・・

いよいよ開けます・・・ワクワクです。

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出た!!!!カッコイイ・・・。

えぇ写真やぁ~・・・。中島みゆきの糸流しますねー。

なぜかいつも誰かに糸を歌わせたがる金融さんの顔が浮かんできますね~。

 

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このブラックビューティーは、世界で200本が生産され、そのうちの15%が少しづつ日本に入ってくるとのこと。

ブラックビューティーと言っても、もちろんオリジナルヴィンテージではないのですが、それでも僕たちにとっては憧れのブラックビューティーです。

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 ケースには他に、シリアルNOの入った証明書的なものも入ってました。

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ヘッドにはシリアルナンバー、ボディにはこんな感じのメダルプレートが施されています。メダルプレートは、交換用のリアプレートと付け替えられます。

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一通り鑑賞会をしてから試奏。

アンプにすぐ繋げなかったのでとりあえずこのまま。

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良く考えたら音を伝える手段がないことに今気づいた。

vineでも撮ってこれば良かったと後悔。

しかし!このギターも既にライブデビューしております。

既に実戦投入されている

つい先日ですが、僕も大好きなベイビーレイズJAPANさんのツアーファイナルで初陣を飾っております。間に合ってよかた・・・。

今後このギターは、色々なRECでも使われると思いますし、

次の曲にもゴリゴリにやってもらおうと思います。

 だから今こいつが必要だった

もし仮に、人には人の歴史が運命づけられているのであれば、

モノにはモノの歴史が運命づけられていると考えるのもおもろいんではないでしょうか。

こいつを今、手にしないと見えてこない景色があると思うんです。

中学校の文化祭から始まり、ギタリストとしての実績を地道に積み上げ、昨年僕にも日本武道館を経験させてくれました。彼がこのギターを手にするのは今と踏んだのが、正しいかどうかなんてわからないし、モノに甘えるわけではないけれど、やはり引っ張られるものを感じざるを得ません。

 

このギターは、塗装が極端に薄く、気温や湿度、気圧でさえも、塗装にクラックを入れ、経年と共に姿を変え、味を増していくんだとか。

ギターと共に熟成を重ね、デスペラードとしての生きざまを貫き通し、

ギターと共にさらにデカいステージへ上がることを確信しています。

まぁ僕目線から見て、単純に「黒須君のギター」を弾いて立ってる弟を見るのが、めちゃくちゃ嬉しいし、楽しいだけなんですけどねw